2014/11/17 このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - JJUG CCC 2014 Fallに参加してきました #jjug_ccc

JJUG CCC 2014 Fallに参加してきました #jjug_ccc

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JJUGサイトより引用






JJUG CCC 2014 Fallに参加させていただきました。


各セッションの詳細に関しては@YujiSoftwareさんの以下のエントリが分かりやすくまとまっています。
地平線に行く- JJUG CCC 2014 Fall ( #jjug_ccc ) - セッション資料の一覧



その他にもすでにレポート記事を書いてくださっている方多数です。


Challenge Java EE !- JJUG CCC 2014 Fallで感じたJavaの熱気
mike-neckのブログ- UG CCC 2014 Fallに行ってきた #jjug_ccc #jjug
この国では犬がコードを書いています- JJUG CCC 2014 Fall のメモ #jjug_ccc
きしだのはてな- [java]JJUG CCC 2014 fall「Javaが見るニュータイプの夢」
torutkの日記- [Java]JJUG CCC 2014 Fallにちょっとだけ参加
susumuis Info- JJUG CCC 2014 Fall ( #jjug_ccc )に参加して来ました

おそらく、今のところこんなかんじです。土曜日の出来事をすでにこんなにたくさんの人が書いてるとは。。。!





参加してないものを書いても仕方ないので、
参加したセッションやハンズオンを中心に何がすごいか、実際に現地で何が起こっていたかを伝えたいと思います。














K-1 基調講演1 : これからのJavaエンジニアの生きる道
橋本 吉治
(日本Javaユーザーグループ 副会長)
#ccc_k1

K-2 基調講演2 : Java 2014 将来に向かって
Simon Ritter (オラクルコーポレーション Java エバンジェリスト)
zccc_k2

R5-1 IntelliJ IDEA 14最新情報 / ハンズオン
山本裕介(株式会社サムライズム/JetBrains s.r.o.)
#ccc_r51

R5-3 Spring Bootハンズオン
~Spring Bootで作る
マイクロサービスアーキテクチャ!
槙 俊明 (@making)
#ccc_r53

R5-5 Migration from Swing to JavaFX
櫻庭祐一
(Java in the Box)
#ccc_r55

R1-6 Concurrent Mark-Sweep Garbage Collection 再入門
KUBOTA Yuji (@sugarlife)
#ccc_r16

R2-7Java女子部設立から10ヶ月…私たち、こんなことしてきました!!
#ccc_r27




前準備はこちら
ハンズオン資料はこちら


IntelliJ IDEAのハンズオン。
人は多かったです。席は満員、床に座って参加する方も。

内容としては初心者向けで、便利なショートカットキーやツールの紹介がメインでした。
また、JetBrains製品の紹介などもされました。Kotlinも紹介されていましたよ。
大事なことなので2回言いますが、Kotlinもサムライズム社長の山本さんから言及がありました。

あんまりIntelliJ IDEAをちゃんと使っていなかった僕にとっては、
今回のハンズオンのターゲット層にマッチしたため、大変有意義でした。


ターゲット層に対して、結構参加者は玄人が多かったみたいですw


簡単に便利なショートカットを紹介

ctrl(cmd) + 1 ・・・プロジェクトビューとソースビューの切り替え
ctrl(cmd) + カンマ ・・・設定ダイアログの表示
設定ダイアログの表示後 > key mapで行いたいアクションを検索するとショートカットが分かって便利!
ctrl(cmd) + Shift + F9・・・プログラムの実行
alt(option) + F7 ・・・インクリメンタルサーチ shift二回 ・・・Search Everywhere表示
これがめちゃくちゃ便利!!!!!クラスやメソッドの検索まで出来ちゃいます


コーディングで便利なやつ

soutと打つ ・・・Sytem.out.println()と変換される
hoge.notnullと打つ ・・・if(hoge != null)と変換される

他にもなにかありましたが忘れました笑

あとはLive Editプラグイン、Chrononプラグインの説明
Live Editを使えば、sublimeText的な動きが出来たり、大変作業効率上がりそうだなと(あんまり覚えてない)。
Chrononは便利そうでしたね。デバッグ実行をリバースできるというような説明だったと記憶しています。


IntelliJ IDEAの思想として、IDE1つで全てを網羅するというところが強いなと感じました。
統合開発環境というぐらいですから、他のIDEに関してもそれは言えるのですが、
IntelliJ IDEAに関してはSPA(Simple Page Application)的な便利さというか簡潔さを追求しています。

例えばExcel、ブラウザ、ネットなどとのビューの切り替えを行わないで済む、ということです。
デコンパイラ(Fernflower decompilerというそうです)が内蔵されており、ブラウザとの連携もスムーズ。ハンズオンで便利さがよくわかりました。


















前準備はこちら

自宅で事前に準備していた時点で、こいつはやべえ。。。って予感はあったのですが、
実際フタを開けてみると脱落者多発のサバイバルハンズオンでしたw






これは批判的な意味ではありませんが、ハンズオンというボリュームではなかったなと。
時間がどうしても伝えたいことに対して足りなかった。
しかし、その分、内容がギュっと詰まっており、サンプルプログラムも申し分ないものでした。


ホントに一番今回のJJUG CCC 2014 Fallの中で僕が一番感動したのがこのセクションでした!!!!!

理由としては以下2点。
1.MicroServices Architectureの良さがめちゃくちゃ理解できた
2.Spring Bootの良さが全面に出ていた


  1.MicroServices Architectureの良さがめちゃくちゃ理解できた


James lewisとMartin Fawlerが言い出したとされている「MicroServices Architecture」。
言葉ばかりが流行りすぎてバズワードと化していますが、ハンズオン講師のmakingさんの説明がとてもわかりやすかった。
以下に特徴を箇条書きで。

・1リポジトリ1アプリ
・共通モジュールはOSSライブラリとして扱う
・Java the UNIX wayが出典
・採用事例としてはクックパッド
・netflixのOSSが結構いけてる
メリット
・サービス単位でスケール出来る
・やり直しがきく。変更に強い
デメリット
・システム間の通信オーバーヘッド
・整合性の担保


ということで、今回のハンズオンではイケてるnetflixのOSS群が利用されていました。

MicroServices Architectureの強みは機能間を疎結合に出来ること、依存性を下げることができることだと思います。
また、変更が行いやすいなど、レガシーなものを生み出すリスクが下がる。



  2.Spring Bootの良さが全面に出ていた


前述したMicroServices Architectureを実現できるSpring Boot。
もうこれは使うしか無いですね!
という良さがとても感じられました。

先駆者として、netflixが失敗や成功を元に良いOSSを提供していると。いった感じです。
それを使いましょうということで実際にハンズオンでソースを眺めながら手を動かしていたわけですが、
とてもシンプルで分かりやすい構造になっていました。

最終的に入力されたURLを短縮するサービスが出来上がりました。
しかもラウンドロビン形式で負荷分散され、システムのfailまでシステム側で検知して対処してくれるという。

このハンズオンの内容をもし仕事で古いやり方でやろうとしたら1年ぐらいはかかるよ。マジで。



という、すごいやつを詳しく知りたい方はこちらの書籍を買いましょう!(回し者ではない)
はじめての Spring Boot

ハンズオンに参加できなかった人もぜひともやってみてください。本当にお勧めです。






SwingからJavaFXのマイグレーションのお話でした。






さくらばさんによると、Swingからの、、、ってタイトルだけどJavaFXの方が色々できちゃうよ、とのことでした。
特にアニメーションや3D、MPEG4対応など大分リッチになっていますね。



  Swingとの大きな違い


・MVCのきれいな分離


Swingではビューもコントローラーが同居していたのですが、
JavaFXでは綺麗に分離しており、見通しが良くなっています。

・レイアウトとJava実装の分離


Swingではジャヴァジャヴァしてたのが分離されています。

レイアウトデザインロジック
Swing Java Java Java
Java Fx xml css Java


・非同期処理のライブラリの充実


Swing →SwingWorker
JavaFX → Service/Task


  おすすめIDE


一番おすすめはIntelliJ IDEAとのことでした。

IntelliJ IDEAは標準でSceanBuilderがある
Eclipse →e(fx)clipseを使わないとダメ
さくらばさんはNetBeans



  SwingからJavaFXへの移行はイージー


Swingとかやったことあれば、仕組みは似てるからすぐに分かります、とのことでした。

AndroidとかModule Drivenなのに慣れていれば大丈夫そうですね。


ちなみに、Twitter4J + JavaFXのデモもありましたが、
時間が無いことにきづいたさくらばさんは相当焦ってましたw




個人的に、毎回さりげなくツェッペリンのイミグラントソングとかが流れてるのが好きですw
移行とかけて移民の歌らしいですが、そういうダブルミーニングなの好きです。

ジョン・ボーナムかっこええ

Immigrant Song Led Zeppelin Lyrics









スピードが超早く、内容が超濃い。。。。。!
GCの話でしたが、とても分かりやすいスライド構成になっており、
難しいなりに理解できたと思います。



スライドが全てを語っているため、僕からは言うことはありません!
(あれを僕の文章で説明できるスキルが無いです。。。)





















なーんとなく、ぶらりと立ち寄ったセッションでしたが、Java女子部、めちゃくちゃ頑張ってます。
10ヶ月で70名がコミュニティに参加。

JavaSE8 のlambdaに挑戦したり、関西でもJava女子部勉強会が開催されたり。

また、女性ならではの視点から技術者として女性がキャリアアップする難しさを感じさせられました。


女性だけが頑張っていてもダメだと思うんですよね。
かといって、男性主観の偏った女性のサポートもしたくないですね。
難しいところです。

コミュニティの成長を期待していますし、協力できるところはしていきたいです。








  サイン会


Javaエンジニア養成読本という本が最近発売されました。 それに際し、今回JJUG CCC 2014 Fallに参加していた共著者4名のサイン会があちこちで行われていました笑

ちゃっかり僕もサインしていただきました。わーい。







あと、はじめてあの有名ないろふさんに会った。めちゃくちゃ良い人そうなオーラ満々でした。



  懇親会




懇親会ではLT大会を見つつ参加者で談笑する、という感じでした。
LTの開始ー終了でドラ使うんですね。あれ、初見だったので、結構インパクトありました笑


LTは覚えている限りではこんなかんじでした。
・syobochimの女子力をClassファイルからBCELつかって見つけてみた
・浮動点コンビネーター
・セミコロンレスJava
・橋本さんによるてらだよしおさんのLT
・くぼたさんのLT
・その他スポンサー様のLT(失念しましたすみません)






その他、恒例のてらだよしおさんによる豪華プレゼントなどもありました!



最後はOpen JDKのauthorのbitter_foxさんによる一本締めで幕を閉じました!







僕が参加した中で言えるのは、Javaに関わる周辺はかなり
便利になってきているなぁということです。
また、それを推し進める人々の熱意を感じられた場でもありました。



RoRが流行りだしたぐらいでJavaを離れちゃった人たちはちょっと見なおしてみても良いですね。


コミュニティやこういったイベント自体も感心しきりでした。
JJUGの運営の皆さんの努力も素晴らしいですし、
Java女子部の発足間もない成長ぶりなどもすごいなーと。


CCCで発表できるぐらいには頑張って食らいついていきたいなあと思いました。






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