ちょっと強めのタイトルにしましたけども。
僕はSI業界で働いているわけですが、
やっぱり技術的にすごい人はたくさんいます。
もちろんこの世界は技術力が物を言うし、
設計や提案などに関しての顧客折衝の能力も重要です。
お客さんに届けるまでが仕事のはず
そんな中で忘れてしまいがちなのは、
システムを作るためにエンドユーザーからお金をもらい、
SIerからも月単価の契約金をもらっているということです。
(2次請け以降の話ではありますが)
SIerの人はSI企業から給料をもらっているという意味では
同じようなこと言えるのかもしれませんね。
つまり、技術者(エンジニア)である前に
我々はビジネスマン(ウーマン)なのです。
(言葉にしてみると、なんだか恥ずかしいですね・・・。)
契約の上に成り立っているので、
SIerもいわばお客であり、エンドユーザーももちろん
お客さんです。
あなたは営業視点に立っていますか?
僕は前職で営業をやっていたのですが、
その時とはお客に対しての業界全体の価値観が
違う気がします。
営業にとってシステムは「つくるもの」ではなく、「売るもの」です。当たり前ですが。
実は、この売るまでのプロセスが結構大変なんです。
そもそも、お客さんをみつけないといけない。
見つけたとしても、話を聴いてくれるかまず分からない。
ようやく、話を聞いてくれるお客さんがいれば商談のスタートです。
見積もりをして、要件を聞き出して、提案して受注。
既成の商品でもこのプロセスはなかなか大変なもので、
これがシステムともなると、エンドユーザーとしても決断を迫られますし、
うまく1つの案件に対して、契約を結ぶことはなかなか骨の折れるものです。
技術者の人はシステムが既に売れた状態からスタートしています。
良いものを作っているのだから、時間を費やしているのだから、
対価はもらって妥当である。
なんとなく、そんな暗黙の了解がある気がします。
営業は営業職任せる。我々は技術職なのだから。
確かにそうなのですが、営業やビジネスの側面を理解せずに
作業を行っている人が多い気がします。
ビジネス感覚と品質
そのあたりの経営感覚が重要なのは
成果物を作る上で、顧客を意識するため
目的が明確になるからです。
そういった意識を持ってる人の方が
結果的に成果物の品質は上がるわけです。
技術に直結していないようで、
ビジネスマンであることはとても重要です。
ビジネスを知るということはある種の
「仕様の深読み」な訳です。
仕様の深読みが出来る人はどこに行っても重宝され、
単価も上がります。
なんとなく、言いたいことが伝わったでしょうか?笑
たまにはこんなエントリも良いかなと思い、
書いてみました。
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