はじめに
2014年の秋ぐらいにたしかJavaエンジニア養成読本という本が出てまして。
僕、すぐポチッと買ったんですよ。共同著者の皆さんに(8割ぐらい)サインまで貰ったんですけど、
ゆっくりゆっくり読んでたら全部読見終えたのが今日という…(激遅)
結論を言うと、以下の人は読みましょう。
・僕と同じぐらいのキャリアの人(2〜3年前後とか)
・Javaの研修は終わったぜー、これからプロジェクトで頑張るぜって人
・ワタシJavaチョットデキル人
Java覚えたての人、Javaを使って仕事しているけどなんだか自分の中に答えを持てない人。
ハッタリで仕事してる人。とか、とにかく一回読んで損はない内容だと思いました。
あと、Androidな人もよんでほしいなー。なんとなくですが。
うっすい本なのですぐ読めますよ!!!
ということで、感想を書いていこうと思います。
誰も教えてくれないJavaの世界
きしだ なおきさんパート。
Javaを使う人が知るべき歴史、文化、用語を解説しています。
仕事でいろんな人と話をしているとJavaっていたらJavaでしかなくて、
Java SEもJava MEもJava EE、明確に知らなかったりします。
IDEの解説にしても何にしても重要だなと感じました。
Javaの世界がもっと身近になる章です。
あなたと!Java!アレ!
Java入門
のざき ひろふみさんパート。
Effective Javaぐらいには僕にはエフェクティブな内容でした。
特に目新しい話があるわけではないですが、すごい出来る人は当たり前に知ってる内容
を分かりやすく書いてくださっています。
僕にとっては当たり前ではない内容ばかりだったのでとても勉強になりました。
Javaの入門、裏面みたいな感じですかね。
なんでしょう、知識はバームクーヘンのように薄く積み重なって成り立っていくと
誰かが言ってましたが、
Java入門2周目みたいな感じです。
同じハローワールドや例外、クラスについてでも入門書が教えているそれとは
違います。
だから知ったかぶったオッサンにココらへんのことを突っ込んでみると
答えられなかったりすると思います。
また、絶賛Java入門1周目だった僕にとっては
見落としていた、理解を深められずにいた部分が明確になりました。
Java SE 8時代のデータ処理入門
吉田真也さんパート。
Java SE 8の目玉機能としてProject lambdaやStream APIなどの話は
広く知られていると思いますが、そのあたりの話を体系的に詳細に
書かれていて分かりやすかったです。
ネット上に分散しているようなものではなく、やはりまとまった文章は
参考になるなと思いました。
分かりやすい図解、用語の定義、など曖昧に覚えていたことが
だいぶスッキリしました!
Java SE8を使うシーンで何回も読み返したいですねー。
あ、こんなメソッドあったんやとか言うのもいっぱいあったし、
個人的には縦の問題とか横の問題って言葉が印象に残りました。
現場で役立つJava EE
Challenge Java EE !でおなじみの菊田洋一さんパート。
普段仕事でJava EEを使っているので、
自分の復習として見ていきました。
いつも思いますが、きくたろーさんの文章は綺麗で丁寧ですよね。
雑の極みの僕としては頭が上がらないなぁと思います(^^;
色んな方が言ってると思いますが、Java EEは広すぎて
解説に苦労されたんじゃないかなあと思います。
Servletは思い切ってカットしちゃっても良かったかもしれないです。
ここらへんはうらがみさんの書評と大体同じ意見な気がします。
「Javaエンジニア養成読本」読んだ
ホントにこの章の内容やChallenge Java EEのブログには
お世話になりまくりなので、いつもありがとうございます!!!
※そりゃ、普段からblog拝見してるから本の内容はおさらいになるよなーとか
現場で役立つチーム開発入門
JUnit実践入門で有名なクラスメソッドの渡辺修司さん。
わたなべさんもさすがというか。文章めっちゃ分かりやすくて。
現場で
「なぜバージョン管理をするのか」
「なぜビルドツールを使うのか」
「なぜJenkinsを使うのか」
などなど、スッキリ分かります。
特にチームでのgitの使い方とか参考になりました。
git、maven、jenkinsなどを現場で導入する場合に説得力のある背景知識を身に着けるなら、
必読じゃないかなーと思いました。
イマドキのJava受託開発の現場で求められる知識
いがぴょんさんこと、伊賀敏樹さん。
有名ないがぴょんさん。以前にJJUGのナイトセミナーでお会いした時も
おもしろい人だなぁと思うともに、リアリストな感じがしました。
本章もJavaの現場がリアルに書かれてるのかなぁという気がします。
Javaを使っている現場が求めているもの、フェーズなど。
他の章とは微妙に対象としている読者が違うような印象も受けました。
受託の現場に出始めの新人とか向けなのかなぁとか。
やっぱ、各現場の標準とかルールとかシステムベンダーごとの
やり方の違いが難しいところだなあと思います。
そういうノウハウの蓄積はもちろん企業として重要で
それに適応する能力も大事で。
とかいう思いは以前に僕が現場ロックインがうんたら、、とか言って書きましたので割愛。
まとめ
それぞれ感想書かせていただきました。
いい本なので、感謝の意味も込めて各パートの色々感じたことを
書いたつもりです。
一読して損はないので、
買ってない人は買いましょう!!
そういえば増刷も決まったらしいですし。
Javaエンジニア養成読本[現場で役立つ最新知識、満載!]
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