はじめに
ソフトウェア開発に関係する仕事をしている人なら必ず聞いたことがあるだろう2冊
人月の神話とピープルウェアを読みました。
僕が読んだのは人月の神話の第三版とピープルウェアの第二版。
(新装版を読んだ人はぜひ、何が加筆修正されてるのか教えて欲しいです)
普段、そんな本読んでもブログに書こうとは思わないのですが、
昔から名著として語り継がれるだけあって、ホントに感銘をうけたので
ブログを書こうという気持ちになった次第です。
この記事は、内容を要約や解説するわけではなく、
単純な感想を書くつもりです。
本からの引用があれば明記するようにします。
開発に関わる全ての人に読んで欲しい
読んだ感想としては、こんなに胸にガツンと来る本はなかなかなかった!!という感じです。
んで、みんな読んでほしいなと思いました。
読んだ内容からどう受け止めるか、どう実践するかは十人十色でしょうが、
バックグラウンドとして持っておいて損はないです。
というかコンテキストとして同じ仕事をする人で共有したいです。
みんな読もう!
ソフトウェア工学の重要性
2冊に共通して言えるのは、ソフトウェア工学の重要性を終始主張していることです。
色んな本や、議論をネット上で見かけはしますが、この2冊に勝るものはそんなに多くないのではないでしょうか。
(とはいっても単純に僕の経験・知識が浅いというのもあると思うので、
ソフトウェア工学語るならこれは読めよっていうのは教えて欲しいです。)
いずれにせよ、ソフトウェア工学がしっかりと語られているのは古典と言ってもいいような
こういう本が主なんじゃないかなと感じています。
インプリメンテーションとアーキテクト
人月の神話では終始、インプリメーテンションとアーキテクトという2つの視点で
語られています。システムの完全性なども本書のキーワードであると思います。
アーキテクトや、システムアーキテクト、アーキといった単語は
どこかしらで聞いたことがありました。
でも、アーキテクトって何が正解なのだろう、どういう定義なのだろう
というのは仕事をしてきて曖昧なままでした。
そこがスッキリしたので良かったです。
インプリメンテーション、アーキテクトのそれぞれの担う役割
コミュニケーションの取り方など根底に持っておきたい考え方でした。
エンジニアの尊厳を高める2冊
これも2冊に共通して言えることですが、システム開発に向き合い、
エンジニアに向き合った2冊です。
システム開発で起こりうる問題や解決方法のエッセンスがビッシリと詰まっています。
特に、ピープルウェアに関してはエンジニアをやる気にさせる
尊重する内容が満載です。
僕はずっと働きたい理想の会社像が不鮮明でしたが
僕の潜在的に求めていたのはこういうものなんだなというのが分かりました。
様々な議論の原点がある
システム開発について、エンジニアの労働環境についてなど
様々な場所で議論はやまないですが、
最終的にはこの2冊に帰結するなぁーと思うことが増えました。
色々な話し合いをすると「つべこべ言わず〇〇を読め」という人がいますが
気持ちがわかった気がしました笑
まとめ
皆さんの開発の悩みの大半が、実はソフトウェア工学によることが多いです。
ということで、システム開発に悩んだら、この2冊を読んだら良いです。
転職してからシステム開発ってなんだろうなぁ…とぼんやり思うことが多かったので
初心に帰って整理が出来てきています。
そして最近はチームビルディングとかに興味が湧いてきてます。
人月の神話、ピープルウェア、 ソフトウェア開発を成功させるチームビルディング 、チーム開発実践入門と読むとバランス良い気がしてきた
— もやし鮭汁@ホルガーダンスク (@yy_yank) 2015, 7月 19
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