Seasar Conference 2016 Finalに行ってきました。
https://event.seasarfoundation.org/sc2016/
EOLについて
そういえば、EOLについて触れておいたほうが良いですね。
「えっと、Seasar 2,SAStruts,S2JDBCが明日で終わります。でもリポジトリは残ってるし自由に使っていいです」
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
Seasarプロジェクトが提供するプロダクトの多くは 2016年9月26日 をもって EOL (End of Life) となります。 EOLとなるのは以下を除いた全プロダクトです。 DBFlute DBFlute.NET Doma Emecha Mayaa S2Container.NET S2Dao.NET 上記以外のプロダクトは全て2016年9月26日をもってEOLとなり、 Seasarプロジェクトによるメンテナンスおよびサポートは終了となります。 EOLとなった後も、以下は引き続き提供されます。 各プロダクトのドキュメントサイトは引き続き公開されたままとなります。 各プロダクトのソースコードはGitHubにて引き続き公開されたままとなります。 Mavenリポジトリからのダウンロードは引き続き可能です。
詳しくはhttp://www.seasar.org/を参照。
みたもの
結構メインの部屋じゃないところで見ました。
SEASAR PROJECTふりかえり
SXSW攻略法
リアクティブシステムの鼓動 (SCALA/AKKA)
SIリブート/SEQ.4 ストーリー指向で描くプロセスデザイン 〜業務改革からカスタマー・エクスペリエンスまで〜
SIリブート/SEQ.5 クラウド時代のデータベース設計 〜カスタマー・エクスペリエンス時代の基幹系データモデルとは〜
SEASAR PROJECTふりかえり
ホントにSeasarの始まりからの振り返りでした。
大体ツイートしていたとおり。
やっぱりひがさんはセンスあるなーとか、流行に敏感だなあという印象。そのあたりの嗅覚がすごいと思う。もちろん周りの支えとか努力とかあったんだろうと思うけど。
僕はその時代をリアルタイムに生きていないからSeasar関連のものを使っていた人と多少感想が違うかもしれない。
JBoss3の時代にちゅらさんというものをつくった➡業務の効率化がモチベーションだった
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
Seasarプロジェクトが沖縄由来の名前が多いのはひがさんが沖縄出身なのは関係なくて、始まりは国仲涼子が好きだったからw
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
トランザクション、コネクションプーリング、Stateless Session Beanをのせるアプリケーションサーバー?を二週間でつくった
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
JTAとかコネクションプーリングとか書けとまでは言わないが、理解はした方が良い
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
トラブルとかあったときにブラックボックス感あると困ると思う
盛り上げる感をつくるのは重要#seasarcon
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
開発者が(どうしても使いたくて)マネージャーを説得するような琴線に触れるものを作るのが大事#seasarcon
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
2004年頃に自費で全国を巡ったりした#seasarcon
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
S2Daoは開発者が時間がかかっている部分を解決するためにつくった#seasarcon
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
SQLをそのままはりつけて実行出来ることは大事にしていた
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
例えばコピペしてプレースホルダーとか邪魔なのは結構効率下げてた#seasarcon
SXSW攻略法
SXSWというアメリカのビジネスフェスティバルに関してのお話。これもひがさんのお話でした。
(すんごーい要約すると)
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
2分間で評価されるPVを作ればアメリカで投資してもらえる#seasarcon
SXSWは380億円の経済効果があるとされてるビジネスフェスティバル。
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
インディーズのミュージシャンとかが売り込むためにもともと開かれてた#seasarcon
SXSWで有名になったもの
— やんく (@yy_yank) 2016年9月24日
Flicker
Siri
Airbnb
Sound Cloud
なかなかのラインナップ#seasarcon
最近ひがさんが作っていたものらしい。結構イイ感じ。
動画ファイルをDTMのように扱えるらしい。
いわゆる宅録とかで曲作ったことある人には興味が湧くんじゃないだろうか。あとはダンスとかの人。
MOTION SCORE
リアクティブシステムの鼓動 (SCALA/AKKA)
かとじゅんさんの発表。ScalaとAkkaの話。
マルチコア、C10K、ムーアの法則の崩壊?とか言われてるので
大量トラフィックを素早く捌く必要がある。リアクティブシステムが必要になる。そこでAkkaとのこと。
Akkaはよく出来てるなーと感心した。
キーワードとしてはSupervisor、fire and forget、Systemヒエラルキー、Userヒエラルキー、Pub/Sub、Actorとかだったと思う。
Scalaの強い型付け(要出典)とパターンマッチと相性が良さそうだなと思った。
余談。
fire and forgetはこんな感じの書き方をする。
myActor ! new hello(value1)
Scalaでこの中置記法はあんまり見たことなかったので興味深かった。
http://stackoverflow.com/questions/17644273/akka-in-scala-exclamation-mark-and-question-mark
SIリブート/SEQ.4 ストーリー指向で描くプロセスデザイン 〜業務改革からカスタマー・エクスペリエンスまで〜
CX(Customer Experience)を大事にしよう、機能指向にならないようにしようという話でした。
確かに、技術者は技巧に走ってしまってユーザーがどういうものを求めているのかを見落としてしまいがち。
「顧客の本当に欲しかったもの」を理解するための話だった気がする。
自分では解決出来ないことに価値がある。
ストーリをちゃんと作って日常→非日常→日常という体験をすることが価値になるみたいな話でした。
SIリブート/SEQ.5 クラウド時代のデータベース設計 〜カスタマー・エクスペリエンス時代の基幹系データモデルとは〜
風評被害に関してランボー怒りの発表という感じだった。
あ、楽々ERDの本を出している方だったのか。よく見る本ですね。
テーブル設計を以下に効率的に正規化して素早くするかという趣旨だということらしいので現実的で良いと思った。
この本が良いと仰っていた。
- イベントとリレーション
「〇〇する」と言語化出来るものはイベント。
イベントは体験という集合と考えると、とても納得感がある。みたいな話。
Customer Experienceのライフ・サイクルと体験の集合を並べて考えてやれば良いはずみたいな話をしていた。
- ラルフキンボールの高度な正規化
DWH(ディメンショナルデータウェウハウスアーキテクチャ)というもので「高度な正規化」というのを提唱しているらしい。
一見、第1正規化、第2、第3という観点から見れば正規化されてないようにみえるが、システムに適応するような構造になっているみたいなことらしい。(バッドノウハウとも違う)
自分で書いたERDレッスンの本も時代遅れなところがあるし、こういう考えもあるんだよ的な紹介だったかと思います。
まとめ
1年前も参加させていただきましたが、今回がラストということで
Seasarのコミュニティに触れられて楽しかったです!
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