2024/03/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - 育休中に読んだ本と消化不良

育休中に読んだ本と消化不良


最近このブログにプログラミング系のことが書けてない。
手を動かしていないオジサンのムーブになっており嫌なのだけど、実際手を動かせていないのでしょうがない。

育児中は家事と育児が主務なので、その傍ら、読んでいたり聞き流していたりした本を並べてみようと思う。

ただ読むだけでなく、今後の仕事や生活にどう活かすか考える機会としてこのブログを書くこととする。

育休中に読んだ本

>限りある時間の使い方

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生産性や効率を意識することが多い自分には結構グサッときた。 そのあたりは静かなインターネットの方にも書いた(https://sizu.me/yy_yank/posts/hdb02x5s71vs)。人生は4000週間しかない。 「誰」と「何」をするか。自分にとって、かけがえのない時間は何か。 ただ、積まれた仕事を上から順に消化する行為は、生産性中毒みたいなものに蝕まれてるかもしれない。 アテンションエコノミーの話も良かった。そういう世の中になっているという前提のもと行動するだけでも色々変わってきそう。 何かに依存することを止めて、雑念を捨てて、ホントに向き合いたいことだけに向かう。貴重な時間を使う。 読んでると仏教的な話にもつながる気がしてきていた。 家族を大事にすること、仕事を大事にすること。自分にとって、チームメンバーにとって、会社の人々にとってかけがえのない時間や空間を作っていく事が大事だなと思った。

>ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

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仕事がとにかく慌ただしい、忙しいという感じだったので XPのSlack(ゆとり)という原則に立ち返った。 その文献(https://www.jamesshore.com/v2/blog/2005/slack-and-scheduling-in-xp)にて、「Slack(ゆとり)についてはトム・デマルコが素晴らしい本を出した」と書いてあった。 そんな流れで読み始めた。 コンテキストスイッチのコスト、「Slack(ゆとり)」や「遊び」の重要性が分かる良書だった。 余裕がなければ創造性のあることは出来ない。 人は代えの効かない財産であること。「急げ」という言葉の罠。 常に忙しさを求めると忙しいフリをする人が生まれたり、無限にタスクが詰まれる状況が生まれたり。 かけもちばかりになったり、本来担当すべきでない人が作業をしていたり。 普段の仕事では、Slack(ゆとり)の大事さ、確保の仕方を考えていきたい。

>すごい言語化 - 「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法

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言語化ってなんだろう?というのを自分の中で整理するために読んでいた本。結論、あまり僕には合わなかった。 とはいえ、学ぶ部分や印象に残った箇所も多かった。 言語化というと、どう表現するかという「How」の部分にとらわれがちだけど、「What」がとにかく大事なんだと書いてあった気がする。 言葉の定義を曖昧にせずしっかり伝えることが重要など。 うわべの言語化にならないように気をつけていこうという気持ちにはなりました。

>ゼロ秒思考

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こちらも、言語化ってなんだろう?と書籍を漁るうちに巡り合ったのがこの本。 とある言語化がテーマの本のレビューで「書いてあることは結局ゼロ秒思考と同じ」というのを見かけて気になったので読んだ。 とにかく書くことに重視して、メモを一分で書くことのディティールまで徹底する重要性が分かる本。 特別これで、仕事でチームや組織に活かす思考が手に入るというより、優れたインプットとアウトプットのやり方の一つが分かった。 自分の思考の整理のために活用していこうと思う。

>セカンドブレイン - 時間に追われない「知的生産術」

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とある記事を読んでいて書籍名が出ていたので、なんとなく買って、なんとなく読んだ。 個人メモ、PKM(Personal Knowledge Management)から発展して仕事などにも当てはまるドキュメント管理法がまとまっていた。 タイトルの通り、自分の「第二の脳」として実用性を考慮した整理術は参考になったので、少しずつ取り入れている。 例えば、知識ごとにカテゴリ分類するのでなく、すぐに行動に移せるようにブロジェクトごとに情報を紐づけていくようなかたち。 料理人がすぐに調味料やフライパンを取れるのと同じような状態を作るエッセンスが散りばめられていた。 仕事でもドキュメント管理に使える発想が多く含まれていたので取り込んでみても面白いなと思った。

>問いかけの作法 - チームの魅力と才能を引き出す技術

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「問いってなんだろう?」とか「これは良い問いだなぁと思うコレはなんなんだろう?」とかを理解し、 より自分の中で再現性をもってアウトプット出来るようにしたいなと思い、「問い」をテーマにした本を読むことにした。 この本は読みやすいし、参考書籍もたくさん書いてあるので、派生して次に読む本のヒントも見つかったので良かった。 ふりかえりやミーティングのファシリテーターをする機会のある人にもオススメ。「問い」そのものについて書いてあるというより、 問いとの向き合い方や問いのアプローチ方法などが分かる感じだった。 特に「こだわり」なのか「とらわれ」なのかというのは分かりやすい基準なので今後の仕事でも参考にしようかなと思った。

>他者と働く - 「わかりあえなさ」から始める組織論

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色々なチームメンバー、他部署、他企業、ユーザーなど仕事は他者とのコミュニケーションや相互理解の連続だなと思うので、 そこを書いているこの本で自分の取り組んでることを再認識したり足りていない部分に気づいたりしたいなと思って読んだ。そういう感じの本。 「他者との分かりあえなさを受け入れる」とか「ナラティブを知る、橋をかける」とかそういう事が書いてあった。 つまり、相手の気持になろうねって小学校の道徳で習うような話なんだけど、そこまで短絡的に受け止めてしまうと多分全然学びにならない本。 他者を理解して、その上で忖度せず、迎合的にならず相互の利益になる方法やコミュニケーションをとるというのが大事だなと思った。改めて。

>ブルーロック

エゴイストである大事さを学べる。敬遠されがちなエゴを組織やチームの中にうまく溶け込ませたい。 印象的だったのは「運の良さってなんだと思う?ボールが転がり込んでくる場所に常に居ることだ」的なことを言ってる場面。 運が良い人というのは、チャンスを掴み取る場所に常にいる。僕も自分自身を運が良いと思っているので、運だけでこれからも生きていきたい。

>キングダム

キングダムは面白いのでずっと読んでるんだけど、最近の5〜6冊読めてなかったので一気読みした。 桓騎がちょっと好きになれた(これ以上はネタバレに成るので割愛)
僕の生き方は麃公みたいな感じ。いや、そんな立派なものじゃないけど。

育休中に読みかけのもの

>後回しにしない技術

これもとても良い本。根底は行動心理学かなぁとか思いつつ読み進めている。 結局後回しの誘惑に負けず順を追って着実に進めるのだ、と。 いつか夢が叶うだろうとか言ってるやつは叶わん、夢を叶えるためのステップを全部こなしてるやつが叶うだけ。 みたいなことを淡々と書いていてそれの実践法も教えてくれる感じ。 この本を読むのを最近後回しにしています。

>プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

「アウトカム」という言葉。もうバズワードの気配すらあるぐらい各方面で使い倒されてるけど、 そういう意味でも読む価値アリだなと思っている。これは良いこと書いてあるんだよな。 作ることが目的になってないか?と「ビルドトラップ」と表現されてたりする。 巡り巡って、限りある時間の使い方とか、ゆとりの法則とかにも通ずる話に思っている。 ただ、育休中なかなか物理本を読む時間が取れず苦戦して読み進められていない。

読むのは良いものの消化不良

育休中、余裕は実際全然ない。ただ、スキマ時間は作ろうと思えばあるわけでその間に本を読んだり聴いたりすることは出来た。

しかし、仕事を休んでたりプログラミング出来なかったり、とにかく行動やアウトプットが出来ない。インプットばかりたまっていく消化不良感で途中から本を読むのがはかどらなくなってきた。

自分は、本を読みつつ仕事とかで試しつつ、あーでもないこーでもないとやらないと机上の空論ぽくて嫌になるのだなと改めて感じた。
もちろん育休中はあーでもないこーでもないが出来ない。仕事休みだし。

知識だけ詰め込んだ状態になって、頭でっかちになる。小中高の頃とかそんな感じだった。 社会人とかになってからは行動を起こすことでフィードバッグを得られるのだが、 それが出来ないとこうも落ち着かないのだななどと思った。ちょっと仕事中毒なのかもしれない。

インプットとアウトプットのバランスを取るのが大事

結論、適度に本を読んで、実践するぐらいのバランスを保てるのが一番良いなと思った。
実践ではないけど、こうやってブログで小出しにしたりして頭の整理をするのはある種アウトプットになるので自分にとっては大事かなと思った。 なので今後も需要はあまりないと思うけど、気が向いたら記していこうかなと思ったりする。

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