2025/05/28 このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - リモート前提のまま変わらない組織

リモート前提のまま変わらない組織

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サマリ

  • コロナ禍、フルリモートへ
  • フルリモートでなんとかなった
  • オフライン回帰。しかし雇用や制度設計はリモート前提のまま
  • フルリモートで出来るようになったこと・出来なくなったことを正しく評価することは難しい
  • たとえば、アジャイルの「全員同席」
  • 機能的な出来ることと、偶発性で出来ること
  • オフライン前提からハイブリッド前提へのシフト。失われた概念

前提

  • 色んな状況の企業があると思います
  • 実際の世の中の企業のトレンドとはズレがあるかもしれません
  • だいぶ、僕個人のバイアスが入ってます
  • 働き方の自由さに恩恵受けてる側ではあります
  • コロナ禍とかの定義は雑です

コロナ禍、フルリモートへ

コロナ禍、企業はフルリモートを余儀なくされた。
結果的に「フルリモートでもなんとか仕事は進む」事が分かった。

もちろん、その場にいることが重要なエッセンシャルワーカーなど例外はあるが。

ホントにオフライン回帰?

オフライン回帰。しかし雇用や制度設計はリモート前提のままだったりする。
何がフルリモートで始まって、何が終わったか?もはや分からないのではないのだろうか。

正しく評価することは難しい

というのも、コロナ禍は長すぎた。

半年〜1年であれば、単なる「フルリモート検証期間」だったりするかもしれないが
世の中が完全に落ち着くのには2〜3年かかった。

その間に各地方で採用されたメンバーが居たり、人の入れ替わりがあったり、会社事情も変わりゆく。

込み入った状況で、「オンラインかオフラインか」の差分だけではなかなか単純比較できない。制度の是非の判断が難しい。
そしてもはや、リモート前提の制度を崩すわけにはいかなかったりする。整理がつかなくなって外資は解雇したり…厳しい

ハイブリッド前提

オンライン前提、ハイブリッド前提が染み付いたまま、フル出社していた時代が本当に思い出せているだろうか。もう常識は変わってしまっている。
働くメンバーに対して「いつも出社する」「同じ場所に居る」という前提が、以前のようにはいかない。
「この日はみんな、出社しよう!」
わざわざ言わないといけないという、不自然さ。 働き方の自由さとのトレードオフであり、むしろいつも皆居るという、常識がおかしかったのか、わからなくなる。

会社は必ず行く場所ではなくなった。

失われた余白、忘れられたオフライン仕草

会議に関しては、「会議の5分前に入退室」とか当たり前だった概念が失われた気がする。

勤務時間も考えさせられる。通勤時間で勤務時間が減るとか。

今日出社?在宅?人を会社以外で探すことも増えた。入れ違いすれ違い。

出社して会議をしても、みんな結局PC画面を見て会話するとか。前は自然とホワイトボード使ったり一点をみんなで見てたりするかもしれない

リモート前提のまま変わらない組織

そういった状況下、なんだかんだリモート前提のまま変われない組織もあるのではないかと思う。

もしくは、リモート時の制度を全廃してフル出社強制!とか週3出社強制!とか、どちらか極端にするのが、企業方針として一番簡単ではある。

リモートの良さもオフラインの良さもうまくミックスするのが一番難しく、下手すると中途半端な会社・組織になって競争力を失うかもしれない。

とはいえ、急にフル出社!とか言われたらそりや従業員は嫌だよね。

たとえば、アジャイルの「全員同席」

または「チーム全体」
https://www.agile-studio.jp/post/apm-whole-team

なんだかんだBizもDevもOpsも関係者皆が同じ場所に居て喋ってるのが良いんだよなと。

今の時代は前述のとおり「全員同席」の難易度は上がっている。
そこにエネルギーかけずに実現させるのが一番いいんだけども。

かくいう自分も、同じ場所に毎日来てねと言われるともはや嫌だなぁとかあるし

それぞれ忙しいしなぁ。バラバラに動きがち

オンラインに慣れてしまうと、縦割りぽくなりがちで会議の時しか顔を合わせないのよな。
一度、縦割り詰め込みで業務フローを設計してしまうと、なかなか元に戻せない気がしている。

そんな中、「全員同席」の環境をつくったら勝ちみたいなところあるよね。でも望むならそこに労力かけずに自然にそうあってほしい。 このあたり考えると「ゆとりの法則」もう一度読みたくなる。

機能的な出来ることと、偶発性で出来ること

職種にもよるし、会社にもよるし。
一見して、「機能的なことは出来ている」んだと思う。それも分かる。
だから淡々とプログラミングするなら、もしかしたらフルリモートでいいもんね。それで一定の価値は出せる。出せる人いると思う。

でも偶発性の中に、なにか新しいことのヒントがある気がする。なんとなくホワイトボードで設計議論する、アイデアディスカッションする。廊下でたまたま話す。なんでも良い。

そんな、「全員同席」のような偶発性をつくるのは、どうしてもオフラインって感じがする。オンラインでの仕事は増えたけど、「オンラインでの偶発性」なかなか自分は答えが見いだせなかった。それをやろうとしてたブロダクトはたくさんありましたが。

機能性と偶発性の両立を考えたい

自分としては、半端なことを言うんだけど オンラインでも偶発性をつくりたいし オフラインの偶発性の場もつくれればと思う。

機能的な面も維持しつつ。

でもなんだかんだ皆真面目だから機能面はなんとかなるんだろうなとか思いつつ。

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