答えに「価値」がない
最近は、ネット検索でも、GeminiでもChatGPTでも何でもいいんだけど、ちょっと調べればもう一瞬で答えが出るという時代になってきた。以前から、Google検索したら答えは出るっていう世界だったが、それに加え最近はAIにいろんなものを聞けばすぐに答えが出る。(とは言っても、AIは嘘をつきますが。それはさておき)
それらしい答えだったり、一般的な答えの価値ってのがどんどん下がってるっていうのは常々見聞きする。よく言われる言葉だと、コモディティ化。いろんなものがコモディティ化している。
AI・AIエージェント食傷
AIとかAIエージェントは、技術的なトレンド、新しいものとして出てきてる。しかし、AIを使うとかっていう面に関しては、もうそれもある種コモディティ化してる。
だって、チャットを使ってAI活用するみたいなことは、誰でもやるみたいなことになってきてるから。
もっと言うと「開発にAIエージェントを使う」ことや「企業が、AIエージェントを実サービスに入れていく」みたいな動きも、もうみんなやり始めてるという。それも一個の戦略手段として当たり前になってきてるっていう感じ。
もうええわい(AI)を超えられるか
それが実際の収益になったりとか、事業として成立したり組織の生産性をあげたり。そういう意味でまだまだ発展途上ってところはあると思うんだけど、これもコモディティ化の"兆し" が見えてきてる。
ここに関する見解は人それぞれになると思うんだけど、それを超えて、ゲームチェンジ的な大きな波を起こせるかどうかっていうのが大事になってくる。乗るしかないこのビッグウェーブに。
まだ、こけるかどうか。乗るかそるかみたいなのが各組織、各サービスわかんないところかなと思っていて。ちょうど今日、見聞きした言葉を借りれば、「インターネット的な普及をするのがAIなのかどうか」っていうことになってくる。
インターネット級の変化は来るのか
2025年の今ある常識を、5年後10年後覆して「もうAIやAIエージェントが生活の一部になる」みたいな、未来になるのかどうか。
AIエージェントとかAIを使ったプロダクトサービス群が、日常に必要不可欠な状況で価値を届けているのか。
そういう世界になるかっていうところ、そこをつくっていけるのか、みたいなところもある。
そこも、やりようとかやりがいはあるなと思いつつも、ある程度答えが見えてきてるなというか。
「見えない問いを探れば出せる答え」は山が低い
「見えない答えを探る」って行為があると思う。
いわゆる、仮説を立ててとか検証したりとか。戦略を作ったりとか。そのあと色々また分析したりだとか。
そのサイクルを回せばAIエージェントでうまくいくっていう未来もいろんな企業であるんじゃないかなって思う。ある程度のその未来が見えてきてるなと思ってて。それも未来が見えた瞬間に僕は予定調和だなって感じてしまう。
つまり、AIとかAIエージェントとかの、築ける山のてっぺんが見えてしまいそうな空気感を僕は感じてしまっている。
てっぺんの見えない山
てっぺんが見えるのって面白くないですよね。各社「見えない山」を築いて欲しい。
つまり「予定調和じゃないものをいかにつくれるか」ということ。
「これは予想の斜め上を行ったわ!」っていうのをでみんな驚かせて欲しいなという。誰が言うてるねんて話ですけど。
「SaaS×AIエージェント」のワンパターン化
SaaSももうオワコンだオワコンだとか最近は言われるけど、SaaSに関しても
- SaaSへAIエージェントを組み込む
- 独自データやカスタマイズで付加価値をつくる
- コンサルやBPaaSなどもやる
みたいなのが、ある程度各社やりだしてワンパターン化してるんじゃないかなみたいな風にもみえる。多分そういう動きをしてる会社が十数社はある。
別にそれを非難したいわけじゃないし、それを真剣にやってるとか実行してることって素晴らしい。
でも「そのパターン見たわ!」と思えてしまうと若干興ざめしてしまうみたいなところがある。
種も仕掛けも見せない魔法をつくる
つまり、マジシャンとか手品で考えてみて欲しい。手品の種が見えちゃうと、やっぱ冷めちゃう。なんとなくその種とか仕掛けが透けて見えてきてるような気がして、「もうそれはいいかな」って食傷気味になってしまうっていう。
なので、僕は予定調和じゃない、種も仕掛けも分からないところに突っ込んでいければいいなっていう風には思う。
もっと大きな山を狙いませんか?



